っていきなりこの急勾配。10%は超えてるのでは?前を歩いていた夫婦が手を握り合うのもわかりますね。
5分ほど登ると灯台へ。灯台の中には入れないのですが(当然か?)、その脇に申し訳程度の展望台があります。ってそっちも壊れてるじゃん!…まあ十分高いところまで登ってきたので、澄み切った空と海のブルーを満喫するには何の支障もありません。
さて、ここまでは舗装されていたのですが(灯台関係車用でしょうな)、その先は獣道仕様の遊歩道。なんだか野性のENERGYがほとばしる感覚を覚えます。
前を歩いていた夫婦は途中で引き返したようですが、私は前進あるのみです。カラスにおびえながら歩くこと20分。「女郎子岩」を望む展望台に到着です!
この岩はおおよそ察しがつくように、酋長の娘のシララが海に身を投げての産物だそうです(端折りすぎ?)。その伝説にも登場するのが、かの源義経。北海道から東北にかけては彼にまつわる伝説は枚挙に暇がありません。
先に進んでもめぼしいものはなさそうですので、そのまま来た道を引き返します。ほどよく小腹も空いてきたので、駐車場脇のレストハウスで昼食。海鮮丼(1,200)とやらを注文し、「Thank you for everything」(岩田さゆり)を2音でわかったことに満足しながら平らげる…ってさーメニューで見るより実物がだいぶ小さくない?中身はぎっしり詰まっていたので私は満足でしたけど、大食漢の方は注意。
正午を少し回った頃に出発。目指すは美川憲一の新曲でもおなじみの神威岬。
このあたりになると変なトンネルも少なく、快適なドライブを楽しむことができます。15分ほどで右に入り口が見えるので、そっちに入り、坂を登り切ると駐車場です。
ここは山脈のてっぺんに沿って、岬の先端まで歩道が伸びています。…と厳めしい門が。「女人禁制」だって。これは現代となってはある種のジョークで、女性でもくぐって問題ないんだって。関係ないけど函館のトラなんとか修道院はマジで男性しか入れないんだよね?プリクラコーナーみたく「カップルならよし」ぐらいに規制緩和してもいいのにね。
と、前を歩いていたカップルに「写真とってクリ」と頼まれる。今日2回目だよ?。一人旅をシャラルランしている人間は得てしてそういうターゲットになるんやろなぁ。「もっとくっついて?」などと気の利いたことは言わずに、淡々と役目をこなす。
15分くらい歩いて先端に。風も心地よいし、周囲の5ラジアンがシャコタンブルーの海に囲まれている絶景は最高です!マジで岬めぐり日和!この日以来青空なんて見てないことがこの日のきれいな空を印象づけたのでしょう。ということで、あえて写真は載せません。是非一度実際に足を運んで下さい!
なんやかんやで13時30分を回り、帰り道も心配になってきたので(18時までにクルマを返却しなければならない)出発。引き続きソーランラインの海岸風景を堪能。BGMも「Love & Honesty」(BoA)→「AIR」(愛内里菜)と、ヒートアップ。
泊のセーコマに寄って、国道276号から国道5号に出る。私のようなマッタリドライバーには結構しんどかったなぁ。
本日最後の目的地は、小樽の夜景の名所、毛無峠。国道393号を使って裏(いわゆるキロロの方)から行くため、途中で道道に入る。こっちはクルマが少なくて快適。
小樽からの道はつづれ折りで大変なんだけど、こっちは比較的ラクかな?でも冬道だったらムリだな?(笑)
ピークを越えて、15時30分頃展望台に到着。出口と入口は一方通行になっていて、上が入口専用、下(小樽側)が出口専用なので、夜間は特に間違えないようにね。
まだまだ明るい時間だけど、それなりに人がいたね。昼間の景色もそれなりにgood。山の上に住宅地があって、その下にトンネルが通っている小樽の土地事情が一望できます。なぜかタコ焼き屋がいたけど、さすがにそれはスルー。もっと夜になって寒くなると"2人で"タコ焼きをつついたりしたくなるだろうけどね。
あとは札幌まで一直線…と思いきや、すぐに渋滞に遭遇。工事中だから?…と聞こえてきた救急車のサイレン。片側交互通行なのに救急車が来たらしい。峠を越えて赤井川村まで行くのかな。赤井川から救急車は出ないのかな?などと考えていると、クルマの列が動き出す。制限速度が30km/hになるような坂道だから混み合っているのは大した問題じゃないけどね。
札幌まではBUMP OF CHICKENの「ユグドラシル」で。やっぱりラストはこれなんだよなぁ。夕方のラッシュで思うように進まず、札幌駅の真ん前で横断歩道上に停車という珍プレーをやらかすも、17時15分に無事帰還。
んー、やっぱり晴れている日のドライブはいいですね?。「北海道春?秋限定ドライバー」としては、来年も機会を見つけていろいろ行ってみようと思いました。