あるでん茶放浪記

今年のアドベント特集も今日で最終回です。福島県双葉郡浪江町の名物であるなみえ焼そばを、二本松市の杉乃屋で食べてきました。うな重とセットで1650円(単品は650円)。

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浪江町の名物として知られているなみえ焼そばは、かつて20店以上の店で提供されていました。しかし、その中で現在も提供しているのは、杉乃屋1店のみです。
というのも、2011年3月の東日本大震災、そしてそれがトリガとなった福島第一原発事故によって、浪江町は今も全域に避難指示が出されているのです。町の役場機能も、二本松市に移転しました。その二本松市で杉乃屋が営業を再開したのは、2011年7月のことでした。

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JR東北本線の二本松駅から10時の方向に歩いて1分のところに二本松市民交流センターがあります。そのセンターの1階に杉乃屋は入っています！

私がやってきたのは12時ちょっと前だったと思いますが、空席待ちの先客が2組ほどいました。さすが人気店、と驚きましたが、このくらいで怯んで帰るわけにはいきません。私も名前を書いて、長期戦に挑む覚悟を決めます…が、ものの2～3分で席が空きましたo(^-^)o

今回のメインターゲットはもちろんなみえ焼そばですが、この日の午後からのイベントに向けて自分に気合いを入れるため、唯一のセットメニューである(という記憶がある)、うな重とのセットをオーダーしました。

店が混み合っているため、やや時間をおいて料理が出てきました。しかし、テーブルマットの下にある新聞記事に目を通していると、そんな時間は気になりません！

では焼そばをいただきます。まず、うどんのように太い麺にビックリします。これまでいろいろな焼そばを見てきましたが、その中でも最太ではないでしょうか！具材は豚バラ肉ともやしだけというストレートです。ちょっと単調になるのでは？という気もしますが、卓上にある七味にんにくを振りかけることでまた違った味わいを楽しむことができます。

値段の割にはボリュームもなかなかでした。うな丼もおいしくいただき、午後に備えてスタミナをがっちりつけました☆

そして、(自分への)お土産にこれを買っていきました。

ソースかりんとうです。一味風味のものもありましたが、今回はノーマルのものを買いました(350円？)。で、忘れた頃にこれを食べたのですが、これが実においしい！！もう一度食べ始めると止まらなくなってしまいました。やめられない止まらないという点では、本家の某スナック菓子を上回るでしょう☆

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なみえ焼そばの公式団体である浪江焼麺太国は、2013年のB-1グランプリでゴールドグランプリを獲得しました。そのときの挨拶がホームページに掲載されていますが、『今の私たちには「おこす町」がありませんが「のこす町」があるのです。』の一文には心を打たれました。ゴールドグランプリ獲得は、関係者の悲願であったとは思いますが、ゴールではなく、復興への第一歩に過ぎないのでしょう。いつかまた、浪江町になみえ焼そばの店が軒を連ねる日が来ることを心待ちにしつつ、本特集を締めさせていただきます。

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ということで、アドベントスペシャル特集でした。このシリーズ4年目にして初めて1日も欠かさずカレンダーを埋めることができましたo(^-^)o もともと1記事30分ぐらいでサクサク書いていくつもりの特集が、今年は1時間以上かかることが何度もあり、日常生活にも支障をきたしつつあります(^-^; 来年までに文章力を磨くか、さもなければ来年は少し違った形を考える必要がありそうです(>_<)

それはともかく、お付き合いいただいた読者の皆様には御礼申し上げますm(_ _)m 素敵なクリスマス、そしてよいお年をお迎え下さい☆

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