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2015年01月20日

鶏樽めし(12/20/2014)

奥羽本線大館駅(秋田県大館市)の駅弁である花善のとりめしは、駅弁のなかでも国内屈指といえる知名度を誇っています。
その花善が、創業115周年を記念して、1970年代に発売していた鶏樽めしを期間限定で復刻発売しました!

地図はこちら

花善の弁当販売所は、大館駅から徒歩45秒ほどのところにあります(駅の中にはありません!)。朝6時半から営業しているので、個人的にも非常に重宝しています☆
花善
今回も、1634Mと3640Mの乗り継ぎの間(朝7時半頃の30分間)に購入しましたo(^-^)o

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そもそもこの鶏樽めしは1970年に販売を開始したのですが、1976年に容器を作る金型が壊れてしまい、そのために販売終了となってしまったものなのです。しかし復刻を望む声が今もなお絶えることがなく、今回ついにリバイバルが実現することになったのでした。

この弁当に添えられているお品書きに目を通すと、当時のものをいかに忠実に復元するかに心血が注がれていることがわかります。
たとえば容器の蓋ですが、花善の倉庫にも残っていなかったため、新聞広告を出して持っている人を探したそうです(そしてそれを大切に保管している人がいるというのもすごい話ですね!)。割り箸も、現在使っている秋田杉ではなく、当時使っていた樺を採用しています。
中身についてももちろん妥協はありません。蒲鉾は、当時使用していた商品が廃盤になっていたのですが、提供元であった宮城屋蒲鉾店を説得して当時の製法のまま製造してもらったとのこと。ホタテの甘露煮に至っては、当時から勤務している従業員が何度も作り直したということです。ただお米は当時使っていたキヨニシキという品種が入手困難になっていたため、現在使用しているあきたこまちを採用しています。

能書きが長くなりました。次に乗る列車も混み合いそうですので、駅の待合室で食べてしまいましょう。
鶏樽めし(掛紙)
掛紙ももちろん当時と同じデザインです。クラフト紙に印刷しているのも当時を復元したものです。
鶏樽めし(容器)
容器です。円筒形の容器なのですが、2カ所に出っ張りがあります。
鶏樽めし(中身)
そしてお待ちかねの中身です。鶏飯なので鶏肉はもちろんですが、帆立、蒲鉾、厚焼き玉子となかなかボリューミーです。食べる環境の都合上、厚さ方向がわからないような写真しか撮れなかった点についてはお詫び申し上げますm(_ _)m
味ですが、もはや私ごときが美味しいとかそういうのを論じていいレベルの商品ではありません。復刻版ということでしたが、私が食べた限りでは古さというのは感じられませんでした。長く続いている店ですから、やはり当時から時代を越えて支持される味というところに到達していたのでしょう。一方で、当時を知る世代の人々にとっては懐かしく感じられるものがあるのかな、とも想像します。

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この鶏樽めしは、今年3月までの限定販売となっています。駅弁ファンの方はこの機会を逃すことなく…なんて私に言われるまでもなくとっくに食べているでしょうか(^-^;



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タグ :秋田駅弁

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Posted by あるでん茶 at 21:22│Comments(0)駅弁博覧会
 
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鶏樽めし(12/20/2014)
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