あるでん茶放浪記

北海道から青森県へのアクセス手段をピックアップ特集の第4回です。第4回にして最もスタンダード？な、スーパー北斗＋スーパー白鳥の組み合わせを紹介します。
※北海道新幹線開業(2016年3月)にともない、特急「スーパー白鳥」「白鳥」は廃止になっています。※

JRで「はまなす」以外の列車を使う場合は、函館(あるいは五稜郭)で乗り替えとなります。鉄道旅に慣れていない人は、この乗り替えに苦手意識があるかもしれませんね。
札幌方面と青森方面は、ある程度は乗り替えが意識されたダイヤ設定になっています。函館駅で乗り換える場合は、基本的に同じホームの反対側に列車が待っていますので、安心ですね☆
(10/16/2014撮影)

特急「スーパー北斗」「北斗」は、札幌函館間を1日9往復運行しています。所要時間は3時間30分から4時間といったところです(お盆の時期に運転される臨時の「北斗」は4時間以上かかります)。当日中に青森まで行けるのは、北斗12号(札幌発14:35)までの6本です。
(5/11/2013撮影)

特急「スーパー白鳥」「白鳥」は、函館新青森間を1日10往復運行しています(季節によって臨時便が最大2往復ある)。所要時間は2時間ほどです。「スーパー白鳥21号」(新青森発16:53、青森発17:09)青森市内では、まず青森駅に止まり、その後に新青森駅に止まります(臨時列車は青森発着のものもある)。どちらの駅で降りるのかをしっかりと確かめておきましょう。
東北新幹線に乗り継ぐ場合と、クルマ(レンタカー)で津軽方面(弘前、龍飛岬)に向かう場合は新青森駅を使うことになるでしょう。また、ねぶたん号(観光路線バス)で三内丸山遺跡や青森県立美術館へ行くにも新青森駅が便利です。それ以外の場合は(奥羽本線に乗り換える場合も含めて)青森駅で降りることになります。
(5/12/2012撮影)
↑の写真を見て思い出しましたが、(スーパー)白鳥はきわめてまれに弘前まで延長運転を行うことがありましたっけ。

こういった特急列車につきものなのが車内販売ですが、最近はどういうわけか車内販売を行っていない列車もあります。たとえば「スーパー白鳥21号」から「北斗17号」に乗り継ぐ場合、乗り継ぎ時間が6分しかない上に、後者の列車に車内販売がありません(自動販売機もない！)。その点にはあらかじめご注意下さい。

さらに、「北斗12号」から「白鳥96号」の函館駅での乗り替え時間は3分しかありません(>_<) 前者の列車が遅れた場合、函館駅ではなく五稜郭駅での乗り替えになることがあります(他の列車でもありますが、この組み合わせが最も可能性が高い)。車内放送を聞き逃さないように気をつけましょう。

料金ですが、運賃が8200円で、さらに(スーパー)北斗の特急料金が3110円、(スーパー)白鳥が2250円かかります(いずれも普通車指定席の通常期)。特急料金については、青森駅から秋田方面の特急列車に乗り継ぐ場合や新青森駅から新幹線に乗り継ぐ場合には、乗り継ぎ割引が適用になるケースがあります。
前回紹介した2つのお得なきっぷも使うことができます、というか往復の場合は北東北フリーきっぷがデフォルトになるでしょう。

行きまたは帰り(あるいはその両方)に函館に寄り道したい、という場合には注意が必要です。
まず、北東北フリーきっぷでは、函館での途中下車(改札を出ること)が認められていますので問題ありません。
次に、青森往復きっぷでは途中下車が認められていません。つまり、函館に立ち寄りたい場合はこのきっぷは使えません。
また、通常の乗車券(札幌市内－青森間など)を購入した場合は、五稜郭函館間は乗車券の区間には含まれません(特急を函館で乗り換える場合には便宜的に乗車が認められる)！函館駅で途中下車する場合は、その区間の運賃(210円、だったかな？)を支払う必要があります。

ついでにもう1枚。
(11/4/2013撮影)
特急北斗の臨時便には、かつて現役だった編成や、リゾート特急用の編成が使われます。ホワイトバランスがおかしいのは、手抜き写真だからです。というか、札幌駅はそこらへんが面倒ですね～(>_<)

「スーパー白鳥」は大好きなのですが、最近撮った写真がないのに愕然としました。函館にも結構行くんですけどね～。
次回も函館経由のルートを紹介します。お楽しみに。

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